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世界遺産: フランス モン・サン=ミシェル [海外旅行]


モン・サン=ミシェル(Mont Saint-Michel)は、フランス西海岸、サン・マロ湾上に浮かぶ小島、及びその上にそびえる修道院である。モンサンミシェルとも表記する。
カトリックの巡礼地のひとつであり「西洋の驚異」と称され、1979年には「モン=サン=ミシェルとその湾」としてユネスコの世界遺産(世界遺産ID80)(文化遺産)に登録され、1994年10月にはラムサール条約登録地となった。
主要部はゴシック様式だが、内部はさまざまな中世の建築方式が混ざり合って構成されている。
教会堂はカロリング期の様式で、身廊はノルマン様式(11~12世紀)、百年戦争後の1421年に破壊されたロマネスク様式の内陣はフランボワイアン・ゴシック様式(15世紀半ば~16世紀初頭)として再建された。これら周囲を13世紀の重層構造の修道院建築と13~15世紀の軍事施設が取り囲んでいる。ゴシック・リヴァイヴァル建築の鐘楼と尖塔は1897年に完成し、その上に奉られた剣と秤を持つ金のミカエル像は彫刻家エマニュエル・フレミエによって製作された。深層部からは、岩山の上に幾層にもわたり建造され続けた建築遺構も残る。
この島はもともとモン・トンブ(墓の山)と呼ばれ先住民のケルト人が信仰する聖地であった。
708年、アヴランシュ司教オベールが夢のなかで大天使ミカエルから「この岩山に聖堂を建てよ」とのお告げを受けたが、悪魔の悪戯だと思い信じなかった。再び同じ夢を見たが、また信じなかった。ついに3度目には大天使はしびれを切らし、今度はオベールの額に指を触れて強く命じたところ、オベールは稲妻が脳天を走る夢を見た。翌朝、オベールは自分の頭に手を置くと脳天に穴が開いていることに気づいて愕然とし、ここに至って大天使ミカエルのお告げが本物であると確信してここに礼拝堂を作ったのが始まりである。
966年にはノルマンディー公リシャール1世がベネディクト会の修道院を島に建て、これが増改築を重ねて13世紀にはほぼ現在のような形になったものである。中世以来、カトリックの聖地として多くの巡礼者を集めてきた。

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tomi_tomi

訪問・nice!有難う御座いました。よいお年をお迎えください。来年もよろしくお願いします
by tomi_tomi (2020-12-31 17:42) 

ヨッシーパパ

今年は、ご訪問ありがとうございました。
来年もよろしくお願いします。
良いお年をお迎えください。
by ヨッシーパパ (2020-12-31 18:49) 

ぴーすけ君

どうぞ佳い年をお過ごしください〜♪╰(⸝⸝⸝´꒳`⸝⸝⸝)╯
by ぴーすけ君 (2020-12-31 20:29) 

shiho

明けましておめでとうございます!
昨年はお世話になり、ありがとうございました!
今年も宜しくお願い致します。
by shiho (2021-01-01 00:14) 

YUTAじい

新年あけましておめでとうございます。
今年も宜しくお願い致します。
by YUTAじい (2021-01-01 07:47) 

doudesyo

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。^^;
by doudesyo (2021-01-01 08:51) 

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