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前面展望映像:久喜白岡JCT[→]行田市総合公園 [海外旅行]


行田市は、埼玉県の北部に位置する市。日本屈指の足袋産地(行田足袋)として知られ、「和装文化の足元を支え続ける足袋蔵のまち行田」が日本遺産に認定されている。全国有数の大型古墳群である埼玉古墳群は国の特別史跡に指定されている。
行田市大字埼玉(さきたま)は、古くは『万葉集』に「さきたまの津」という記述があり、『風土記』にも「武蔵国埼玉郡(さきたまごおり)」とあるように、「埼玉県」という地名の発祥地であるとされる。
古墳時代には稲荷山古墳などが造成され、これらからは金文字の入った金錯銘鉄剣など貴重な文化財が出土している。
室町時代には忍城(おしじょう)が築かれ、成田氏を中心とする武士団の本拠地として周辺に勢力を拡大していた。
戦国時代には後北条氏と結んだため、豊臣秀吉の小田原征伐の際には石田三成に攻撃を受けることとなる(忍城の戦い)。
江戸時代には忍藩領となり、阿部氏、後に松平氏の城下町。石高は十万石。江戸時代中期より、下級武士の内職として足袋の生産が始まり、明治時代を迎えて機械化されたことで一大産地(行田足袋)となった。最盛期の1938年には約8500万足の足袋を生産し、全国シェアの約8割を占めた。
第二次世界大戦後の日本では洋装化が進み、ナイロン製靴下が普及したため、行田の足袋産業は衰退した。2020年(令和2年)現在でも足袋の生産は行われており、足袋から転じた繊維産業が地場産業として一定の地位を占めている。また、かつて足袋を保管していた足袋蔵を博物館や飲食店に転用して、観光資源として活用している。

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