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日本の歴史(寺): 四天王寺と水間寺 [海外旅行]



四天王寺は、大阪市天王寺区四天王寺にある和宗の総本山。聖徳太子建立七大寺の一つとされている。山号は荒陵山、本尊は救世観音である。
四天王寺は蘇我馬子の法興寺(飛鳥寺)と並び、日本における本格的な仏教寺院としては最古のものである。
四天王寺の草創については『日本書紀』に次のように記されている。
用明天皇2年(587年)、かねてより対立していた崇仏派の蘇我氏と排仏派の物部氏の間に武力闘争が発生した。蘇我軍は物部氏の本拠地であった河内国渋河へ攻め込んだが、敵の物部守屋は稲城を築き、自らは朴(えのき)の上から矢を放って防戦するので、蘇我軍は三たび退却した。聖徳太子こと厩戸皇子(当時14歳)は蘇我氏の軍の後方にいたが、この戦況を見て、白膠木(ぬるで)という木を伐って、四天王の像を作り、「もしこの戦に勝利したなら、必ずや四天王を安置する寺塔)を建てる」という誓願をした。

水間寺は、大阪府貝塚市にある天台宗別格本山の寺院。水間観音の通称で知られる。本尊は聖観世音菩薩。
寺伝によれば、天平年間(729年 - 749年)に聖武天皇の勅願により行基が開創したものという。病床の聖武天皇の夢に現れた観音菩薩を求め、行基が2つの川が合流する「水間」にやってくると観音の化身である16人の童子に遭遇、誘われて滝に向かうと竜神が現れ聖観音像を授けられたと伝わっている。

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