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世界遺産 マレーシア:マラッカとペトロナスタワー [海外旅行]


マラッカはペナン島のジョージタウンとともに、2008年に「マラッカ海峡の歴史都市群」としてユネスコ世界文化遺産に登録されました。東アジア、東南アジアにおいて類をみないユニークな建築様式、そして文化的な町並みを構成していることが高く評価されたとのことです。
1400年にインドネシア・スマトラ島の王子パメスワラにより建国されたマラッカ王国は、イスラム教を積極的に導入し、今日のマレー世界の原型となったと言われています。
マラッカ王国はインド、中国やアラブ諸国との貿易の中継点として繁栄していきますが、東西貿易の交易点という地の利のために、16世紀になるとポルトガルやオランダ、イギリスなど、ヨーロッパの列強国による支配を受けるようになりました。各国が残した建築物、教会や寺院とともに、宗教や食文化も長年にわたって受け継がれ、マラッカを東アジア、東南アジアにおいて他にはないユニークな街にしています。
マレーシアには中国文化の影響が色濃くありますが、特にマレーと中国、さらにヨーロッパの文化が融合した「プラナカン文化(ババ・ニョニャ文化)」が栄えたのもマラッカの特徴です。

ペトロナスツインタワーは、マレーシアのクアラルンプールにて1998年に完成した高さ452メートルの超高層ビル(ツインタワー)である。ペトロナスタワー、ペトロナスタワーズとも呼ばれる。
20世紀の超高層ビルとしては最も高く、高さ452メートルの88階建てで、マレーシアの国立石油会社ペトロナスによって建築された。
この塔はイスラム様式で、マレーシアのモスクに近似する特徴的な尖塔を持有する。建設当時は尖塔を含めた高さが452メートルであり、全高442メートルのシアーズ・タワーを抜き、超高層ビルとして高さが世界一であったが、2003年10月17日に中華民国の台北市に建てられた全高509メートルの台北101に高さ世界一(当時)の座を譲り渡した。ただしそれ以降も2本のビルが対であるツインタワーとしては世界一の高さである。
アルゼンチンのシーザー・ペリ&アソシエーツが設計した。海側から吹き寄せる強風に起因する振動を防ぐために既存の柔構造を採用していない。鋼材を用いずに高強度コンクリートを積み上げる特徴的な構造であり、重厚な造りを醸し出している。
日本の建設会社ハザマがタワー1を、韓国のサムスン物産建設部門がタワー2を、41階と42階の2箇所に設けられた2本のタワーを結ぶ連絡橋であるスカイブリッジはフランスの建築会社が、それぞれ施工した。

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